グレインフリーで安全性が高いと評判のモグワンは総合栄養食として3大栄養素バランスはどうでしょう?
今回はモグワンの3大栄養素バランスを計算してみました。
モグワンの成分
パッケージ裏面に成分表があります。
これより以下の割合であることがわかります。
- 粗タンパク質28%
- 脂質12%
- 粗繊維3%
- 粗灰分8%
- 水分8%
- オメガ6 1.63%
- オメガ3 1.29%
モグワンの3大栄養素割合
成分表からモグワンの3大栄養素の割合を計算してみます。
タンパク質
成分表より、まず3大栄養素のタンパク質は100g中28gと言うことがわかりました。
脂肪
続いて脂質ですが、オメガ3とオメガ6については脂質に含めることとしました。
オメガ6、オメガ3脂肪酸は不飽和脂肪酸の一つであり、脂肪酸は脂質の構成成分と分類されるのでこのような扱いとしました。
従って脂質としては100g中14.92g(12%+1.63%+1.29%)となります。
炭水化物
最後に炭水化物です。
炭水化物は糖質と繊維質に分けられます。
また、食事から得られるエネルギーを100%とした場合
糖質%=100%ー(タンパク質%+脂肪%+繊維%+灰分%+水分%)と考えることができます。
※厳密には粗繊維=繊維質とは言えませんがここでは便宜上そのように扱っています。この部分は別途考察します。
表中には炭水化物として記載がありませんが他の成分からおおよその割合を求めることができるのです。
モグワンの場合、式に代入すると糖質は38.08%となります。
炭水化物は糖質+繊維質なので
炭水化物=41.08%(38.08+3)となり100g中41.08gということになります。
計算結果
計算の結果3大栄養素は100g中以下の量と言うことになりました。
- タンパク質28g
- 脂肪14.92g
- 炭水化物41.08g
これらを比率に直すとおよそ
- タンパク質 33
- 脂肪 18
- 炭水化物 49
となり、これがモグワンの3大栄養素割合になります。
犬の食事で必要な3大栄養素割合
一般社団法人ペットフード/ペットマナー検定のテキストによれば犬の食事で必要な3大栄養素の割合は
3大栄養素割合
- タンパク質 25
- 脂肪 15
- 炭水化物 60
と示しています。
またAAFCO(アフコ)では成長期・繁殖期の粗タンパク質は22.0%以上、維持期では18.0%以上、
成長期・繁殖期の粗脂肪は8.0%以上、維持期では5.0%以上などと栄養基準を示しています。
モグワンの割合はどう?
モグワンの3大栄養素の割合はどうなんでしょうか。
結果から考察してみましょう。
タンパク質
タンパク質は25に対してモグワンでは33なので高タンパク質であると言えます。
またモグワンのタンパク質は原材料から見ても良質な肉類なのでタンパク質としても非常に優良なタンパク源であると思います。
脂肪
脂肪は15に対して18と言う結果になっています。
少し高い数値のようですが、オメガ6、オメガ3脂肪酸など優良な必須脂肪酸も含まれています。
原材料中のココナッツオイルがオメガ6、オメガ3脂肪酸のもとだと考えられます。
炭水化物
炭水化物は60に対して49と言う値になっています。
少し低い値ではないかと思われますが、炭水化物の過剰な摂取は肥満につながりやすいので低くてもすぐに問題があるとは言えないでしょう。
ただ、いつも活発に動くワンちゃんだとエネルギーが少なくなるかもしれないので、他の餌などで補うのも方法の一つです。
まとめ
モグワンの3大栄養素の割合を調べて見ると、やはりタンパク質がとても高い値であることがわかりました。
モグワンは全てのライフステージに適応したフードですが、これだけ高タンパクならば幼犬期やシニアでも安心してあげられると思います。