コラム

犬に良くない食べ物や食べさせてはいけないもの

私達が普段食べている食事や食品の中には犬に食べさせてはいけないもの、犬の健康に支障をきたすものがあります。

場合によっては命の危険を伴うものもありますので注意が必要です。

今回はそれらの食品について解説しようと思います。

そして「これ大丈夫かなぁ?」って思ったときの簡単な対処法もお伝えします。

犬に与えてはいけない食品

ネギ類

玉ねぎ類の写真

玉ねぎやにんにく、ニラといったネギ類は含まれている成分のアリルプロピルジスルファイドという成分が血液中の赤血球を破壊してしまいます。

量によっては「玉ねぎ中毒」になって場合によっては死亡することもあり得ます。

アリルプロピルジスルファイドが酸化障害を引き起こし赤血球が破壊され溶け出す「溶血」が起こり、それに伴った貧血症状などを玉ねぎ中毒と呼んでいます。

強い溶血が起きると赤血球の中にあるカリウムが溶け出して心停止を引き起こすケースもあります。

玉ねぎ中毒の症状として一番わかり易いのはオシッコです。オシッコが赤くなります。

もし食べてしまったら、できるだけ早く病院に連れて行き医師に診てもらうことが重要です。

アリルプロピルジスルファイドは加熱していても分解されないため、調理したものでも玉ねぎが入っていると同じ症状になります。

玉ねぎが入っていた味噌汁の汁などでも同様に注意が必要です。

まるパパ
まるは小さいとき作り置きしておいた玉ねぎ入の麻婆豆腐を食べてしまったことがあります。
まる
お腹が空いててつい食べてしまいました^^; だって体に悪いなんて知らなかったんだもん!

オシッコが赤くなり、元気がなくなりました。
病院に連れて行き事なきを得ましたが、飼い主も玉ねぎや玉ねぎ料理の管理を十分に注意する必要があると思います。

ぶどう

ぶどうの写真

ぶどうや干しぶどうは腎不全の原因になるため与えてはいけません

ぶどう中毒と呼ばれ2001年ころ初めて認識されたとされる比較的新しい症例です。

ただ、詳しいメカニズムは明らかになっておらず、ぶどうやぶどうの皮を食べたワンちゃんが腎機能障害を起こし、死亡するワンちゃんも居たという発表がアメリカの研究者によって行われ認知されたようです。

メカニズムが明らかになっていないため、特に対策のしようがなく与えてはダメというのが現状でも唯一の対策と言えます。

まるパパ
もし仮にワンちゃんがぶどうや干しぶどう、ぶどうの皮を食べてしまい具合が悪くなったらすぐに病院に行き医師に診てもらいましょう。

鶏の骨

鶏の骨の写真

鶏の骨は割れるときに縦に尖った状態になりやすく、これを飲み込んだ際に喉や胃などの消化管を傷つけてしまう場合があります。

骨付きのフライドチキンなどを食べていると、ワンちゃんが欲しがると思います。

まるパパ
キャンプなどに行ったときも骨付きの鶏肉をあげたりしないよう注意が必要です。

キシリトール

キシリトールガムの写真

虫歯予防効果のある甘味料としてガムやお菓子類に使用されているキシリトールはインスリンが過剰に分泌され肝障害や低血糖、嘔吐を引き起こします。

まるパパ
普段何気なく食べているガムですが、良かれと思っておやつ代わりに犬に与えることは絶対に止めましょう。

 

犬に与える際に注意が必要なもの

チョコレート

チョコレートの写真

原材料であるカカオに含まれるテオブロミンという成分が犬の中枢神経を刺激し身体に悪影響が出ます。

甘いので良かれて思ってつい与えてしまいそうになりますが、注意しなくてはなりません。

まるパパ
尚、カカオの含有量の高い苦味のあるチョコほど危険度が高くなります。

ほうれん草

ほうれん草の写真

ほうれん草にはシュウ酸多く含まれているためシュウ酸カルシウム結石症の原因になる場合があります。

まるパパ
あまり与えないほうが良いでしょう。

イカやタコ、魚など魚介類

イカやタコの写真

イカやタコ、スルメまたは生の魚などは消化しにくい食材です。

消化しにくいため下痢や嘔吐の原因にもなります。

またイカや貝に含まれているチアミナーゼ(アノイリナーゼ)という酵素はビタミンB1(チアミン)を分解してしまうので摂取し過ぎるとビタミンB1欠乏症(チアミン欠乏症)になる恐れがあります。

カニやエビなど甲殻類

エビやカニの写真

カニやエビなどもチアミナーゼが含まれているためビタミンB1欠乏症になる恐れがあります。

まるパパ
ただ、チアミナーゼは加熱すると分解されるため加熱してあれば与えても大丈夫です。

豆やナッツ類

ナッツ類の写真

生の豆やナッツ類は消化しにくいため下痢や嘔吐の原因になる場合があります。

生卵

生卵の写真

アビシンという酵素の影響で皮膚炎や成長不良などを引き起こす場合があります。

まるパパ
生でなく加熱し調理してあれば卵自体は問題ありません。

砂糖

砂糖類の写真

犬は猫とちがい甘みがわかりますので、甘いものは覚えると好きになるかもしれません。

しかし砂糖はあまり摂取しないほうが望ましいでしょう。

糖分摂取によりビタミンB1やカルシウムが必要以上に使われるためビタミンB1欠乏症などの症状が出る場合があります。

煮干し

煮干しの写真

マグネシウムの過剰摂取が要因の尿路疾患になる場合があります。

海苔

海苔の写真

煮干しと同様にマグネシウム過剰になる恐れがあります。

米飯

ご飯の写真

エネルギー量に対してビタミンやミネラルが極端に少ないので成長不良や肥満の原因になる場合があります。

まるパパ
外で沢山運動するワンちゃんであればそれほど気にすることは無いかもしれません。

 

飲み物など

お酒

酒の写真

人間はお酒を分解していく仕組みや酵素を持っているので飲酒しても酔う程度ですみますが、犬はアルコールを分解する仕組みや酵素を持っていません。

したがって犬がアルコールを摂取すると非常に危険な状態になります。
場合によっては命の危険にさらされてしまうでしょう。

まるパパ
犬にお酒は与えないようにしなくてはなりません。

コーヒーや紅茶

コーヒーの写真

コーヒーや紅茶にはカフェインが含まれています。

カフェインの過剰摂取は犬にとっては危険です。

カフェインが中枢神経を刺激し興奮状態になります。

中枢神経が刺激されることによって落ち着きがなくなったり、大量のよだれが出てしまったりします。

症状が重い場合には引きつけを起こしたり筋硬直が起きたりします。

まるパパ
このような状態になると命の危険が差し迫っていますので、すぐに病院に連れて行きましょう。

まとめと対処法

今回は犬に良くない食べ物や食べさせてはいけないものについて解説しました。

チョコレートやコーヒー、お酒など私達が普段から身近で摂取しているものでも、犬にとっては危険な食材が結構あります。

隣でクンクン匂いを嗅ぎながら欲しがってるからと無闇矢鱈に与えないで、ちょっと一呼吸置きましょう。

あれ、○○は食べさせても大丈夫なんだっけ?

手軽で簡単な対処法があります。

それはスマホで調べてることです。

”食材名+犬”
”○○○は犬に食べさせても大丈夫?”

まるパパ
などのキーワードで検索してみると様々な解説ページが出てくるので、食べさせると危険なものか大丈夫なものかおおよその判断ができます。

今は何でもその場で調べることができる時代です。

ワンちゃんの健康維持の為にもちょっと一呼吸を置いてスマホで調べることをオススメします。

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